yappy777’s アウトドアblog

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キャンプの天敵!ブヨ!ブユ!ブト!

先ずはいつもの借り物の写真を…

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「ブヨ」「ブユ」「ブト(関西)」

体調約2〜4㎜の吸血ハエ。強靭なアゴと鋭い牙で人間の皮膚を切り裂き、出てきた血を舐める…ハリウッドも、妖怪もビックリの小さな虫です。

 

何年か前に、岐阜県にある大津谷公園キャンプ場に一人キャンプに行った時にやられてしまいました…しかも40箇所以上も…リアルに死にかけました…。

 

今回はその時のお話しを。

 

 

家族が帰省したので、普段のキャンプでは出来ない事したいな♪と一人で大津谷公園キャンプ場に行きました。

 

天気も良く、キャンプといえばこんな感じの写真!と一人でアレコレ支度をし、写真を撮っては越に入って楽しんでおりました。

 

川の中にチェアーを持って行き読書。眠くなったらまた少し寝て。

 

料理もお手軽!スキレットの本格的チーズハンバーグ〜!(写真だけ見れば本格的ですが、実は超お手軽!)スーパーで売られている、調理済みのハンバーグと付け合せのセットにチーズを乗せて、スキレットでオーブンしたもの。

 

夜は星座アプリで…ふにゃふにゃと…ムニャムニャ…Zzz

 

夜に寒くて目覚め、テントに入ろうとした時に、やたら膝下がパンパンに張る感じがしたのですが、足が痺れてる…位にしか考えずに就寝しました。

 

Zzz

 

Zzz

 

ゔぅっ

 

⁉︎

 

む、胸が苦しい…⁉︎

のそのそっと起きてみると凄い動悸が…

首で脈を計ると150位でした。急に起きたからからかな?何時だ?6時前かぁ。鼓動が凄い早い…チョット起きてみて…と。

 

ぐぅあっ⁉︎

膝下が弾けそうなこの痛みは何だっ⁉︎

 

虫刺され⁉︎

何コレっ⁉︎こんなにいっぱい!

 

くそぉ〜寝袋にダニが湧いたのかぁ…それにしてもこんなに噛まなくてもいいのに…人が寝てる時に卑怯な…取り敢えず、コノ寝袋は急いで外に出さないと…ゴソゴソ。

 

ズンッ ズンッ

⁉︎

パキ パキ

⁉︎

バキ バキ

⁉︎

な、何この痛み…

 

立っていると血液が膝下に溜まり、破裂するような痛みになる…拍動と合わせての痛み…

 

駄目だ…歩けない…と、取り敢えず、座ろう…

ダニじゃないだろコレ…

 

刺された所を良く見ると、見慣れた腫れになっています…

 

マズイ…コレ…

ブヨだ…

 

刺された所を中心に熱を持ち、赤くなり腫れている。決定打は中心部に血が付いていたことでした。そう、ブヨは皮膚を噛み切り、血液を舐めるのです。その時にブヨの唾液が身体に入り(麻酔成分がある)、痛みを麻痺させ、その唾液の成分でアレルギー反応を起こすのです。なので、Wiki曰く、刺された(噛まれた)時は、チクっ!っとなって気付くことがある…らしいのですが、んな事、一回もねぇゾっ!気付いた事無いし!

 

ブヨにやられると、腫れが引く頃から、それはそれは酷い痒みが長い間襲うのを何回も経験していたので、生きた心地がしませんでした。その痒みは本当に強烈で、夜は寝れず、掻き破ってはまた更に掻き破る…ひと夏は痒いままです…それも僅か、2、3箇所だけでです…

 

今回は40箇所以上です…

 

まだ、異変に気付いたばかりだったので、そんな先の事を心配しているだけの余裕がその時はありました。

 

ポイズンリムーバー持って来てたよな?どこだっけ?もう傷口閉じちゃってるよ…針で刺す?少し切る?怖っ。無理だぁ。

確か幹部を40度以上に温めれば毒を分解したよなぁ?と考えながら30m先の車まで歩き出しました。

 

てく。てく?てく!てく⁉︎

む、無理だ!痛みが酷過ぎて5秒以上立てない…と、取り敢えず、椅子に座ろう…い、いッ、痛いっ‼︎

さっき、たった少し立っただけで、こんなに痛いの?動けないやん…

 

このまま椅子に横になっておこう…少し寝れば良くなるかも知れない…そしたら撤収して休日診療にでも行けばいいか…

 

ソノ日、一番してはいけない判断をしてしまった瞬間でした。這ってでも車まで行き、休日診療か病院に駆け込むべきでした。

 

心拍155から130に落ちるまでの8時間。ソノ場から一歩も動くことが出来なくなったのです。

 

初めは痛みで立てなくて動けなかったのですが、その内に胸がしんどくなり、動けなくなる方向に変わりました。

 

コレはマズイかも…少し寝て楽にしよう。起きたら少しは落ち着いている筈。「ブヨ」の事を調べるのは後にしよう…

 

そう思い少し寝てみました。小一時間位経過したでしょうか、ハッキリと心臓の拍動が感じられます。まだダメだ…心拍は変わらず155でした。

 

思い切って寝てみよう。

昼前位に起きると、心拍が150に下がっていました。たった5でもありがたい。全身から汗が吹き出し、胸に鉛が詰まったかのように重く苦しくて動けない…。

 

「心臓もつかな…」

 

昼食のお肉が焼ける良い匂いが漂う中、一人命の灯火を意識していました。

 

「一人でキャンプに来ている人もいるんだ」

 

「あの人、朝からずっと寝てる。いいよねぇ〜あんなゆっくりキャンプもいいと思わない?」

 

「気持ち良さそうに寝てるねアノ人」

 

 

コッチはそれどころじゃないのよ…胸が疲れて動けない…のよ…呼吸するのも疲れます。

「ブヨに刺されてしまったら」

「近くの休日診療所」

「近くの病院」

携帯でそれらを調べる事位しか出来ませんでした。

 

嫁様に電話をして状況を報告したのがこの頃です。「ブヨ」を調べてくれたのでしょうね。「アンタ!30箇所以上刺された場合、死ぬこともあるって!早く病院に行ったら?てか救急車呼んだら?」と。

 

母親からも電話がありました。嫁が連絡したみたいです。

「あんたっ!何してるんっ!早く救急車呼ばなc&@;di@?&⁈  分かったぁ?」

 

想像しました。皆んながワイワイしているキャンプ場に救急車が来るのです。皆んなが「⁉︎」「何?何?誰?誰?」となり、朝からずっとチェアーで寝ている人の所に救急隊員が行き…

 

ムリ!

 

何とか自分でしてみよう…機材は残していってもいいや。幸い1人キャンプだから荷物はいつもより全然少ないや。

 

その頃には155あった心拍が140台に落ちており、もう少し休んでいれば、痛みは別として動けるるようになる!という考えがありました。

 

今、12時…一番近い休日診療所が閉まるのが16時。ココから車で30分。撤収をしないのであれば出発限界が15時。撤収するのであれば14時には動かないと…と考え、頭の中で撤収のイメージトレーニングをしながら、携帯のアラームをセットして、再び睡眠を取りました。

 

小一時間して目覚め、心拍はまだ140でしたが撤収を前倒しする事にしました。痛みはましになっていましたが、連続して立てるまでには回復していませんでした。その為、1.2分立って作業をし、少し座る。というのを繰り返し、テントは座りながら畳み、ようやく撤収が完了しました。ゆっくりと作業をしたので14時半になっておりました。15時まで休憩したので少し休憩すると心拍が120まで落ちるようになりました。

 

休日診療に向かう前に、念の為に電話で連絡をしておこうと思い電話をしました。

 

「虫に噛まれて動けなくなってしまいまして…今から診てもらいたいのですが」

 

と伝えると、

 

「はぁ………虫ですか………蜂とかダニとかムカデとかですか?違う?………まぁ…一度来てみて下さい。」

 

そりゃそうですよね(笑)普通虫に刺されて病院なんぞ行かないですよね。蜂毒のショック症状(アナフィラキシーショック)じゃない限りは何もしないですよね。ましてや休日診療なんか…

 

車を慎重に運転して診療所に到着して先生に診てもらう前に、女性の看護師?さんに診てもらうと…

 

「うわぁ〜酷いですね…今先生を呼んで来ますね…」と。(側から見た見た目にも酷いんだ…良かった)と思った事を覚えています。

 

先生に診てもらうと…

「うわぁ〜酷っ!何箇所コレ?……ん? コレ…ブヨだよね?こんだけ刺されて気付かなかったのぉ!ここまで酷いの初めて見たよ…」

 

その傍で看護師さんもクスクスと笑いながら血圧を測る準備をしています。

 

「先生…血圧と脈が…」

 

「…ホントだね…高いね…心拍120かぁ、少し早いね。まぁアレルギー反応だからね。」

「で、いつ気が付いたの?」

 

「今朝の6時です」

 

「ん?6時?今までは痛くなくて、さっきから痛み出したのね。」

 

「いや、痛過ぎてと、心拍が155あって動けなくなって、ずっと座っていました。」

 

「155?どーして、救急車呼ばなかったの!それ不整脈出てるよ!」

 

「いやぁ、虫に刺されて救急車は、救急車の適正利用じゃないと思ったので…」

 

「コレは、適正利用ですっ!」

「あなた!まだ若いくて体力があったから良かったけど、コレ、人によったら死んでるよ!」

「次は迷わずに救急車呼んで下さいっ!」

 

「ほら、アレ、○○○○無かった?一番強いヤツ…それと○○○○一杯。」

 

「多くは出せませんが、一番!強い抗アレルギー薬処方しますので。あと、多分痒みが凄い事になるから、薬も一杯処方しますので、完全に治して下さいね……でも普通気付かないかなぁ?だって40箇所くらいでしょ…(笑)初めて見たよ(笑)それにしても酷ぉ〜(笑)」

 

ということで薬のチューブを弾薬の如く一杯処方してもらい、強力な薬を飲むと…アラ不思議…小一時間程で楽になり始めるではありませんか…。医学は凄い…この強い薬売ってないのかなぁ…

 

毎日ひたすら塗り込みました。そうすると不思議といつもの地獄の様な痒みは無かったです。それでも完治までには1ヶ月必要でした。

 

体長僅か2,3㎜程の昆虫。

ソレに命を奪われる事すらあるのです。詳しく調べられたい方はwikiを見て下さい。ある程度は理解出来ます。命までじゃなくても、慢性痒疹になって完治が長引いたり、結節性痒疹になってしまい、一生患ってしまうこともあります。本当に気を付けないといけませんので対策は十分になさって下さい。

 

また対策予防につきましては用意出来次第ご報告させて頂きますね。

 

次に同じ場所にキャンプに行った時に、火炎放射器か何かで根絶やしにしてやる!って心に誓っておりましたが、、、

 

朝夕の涼しい時間帯しか活動せず、メスしか吸血せず、水の綺麗な所にしか住むことが出来ず、その生息場所がかなり減ってきているみたいです…

 

まぁ、今回は許しといてやる…が今のところ続いております(笑)

2018.6.24愛知県春日井市落合公園 毒ヘビに遭遇!

嫁様から「部屋の掃除をするのに全員邪魔っ!家に居るなら手伝って!」とのことなので、いそいそと地元の公園にお出掛け。

 

展開、収納に必要な時間の計測と、展開に必要になるスペースの計測を行いました。一人で展開収納するの初めてだ。

 

駐車スペース探しにグルグルと回って、いざ展開。展開には7分かかりました。

 

展開に必要な大きさですが、左側に展開するようにしていますので、自車の左に必要となるスペースです。

 

サポートバーまで110㎝
ヒサシ上端まで160㎝
ラダー末端まで220㎝

になります。本当に車一台分必要ですね。

 

ついでにテントの内寸ですが、

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頂点部高さ113㎝
入り口部分高さ100㎝
奥部分高さ80㎝

 

奥行き245㎝
長さ200㎝

になります。

この大きさにより快適さを作り出しているのですが、同時に場所の制約もあります。

 

同じルーフテントを検討されている方は参考にして頂ければと。

 

ルーフテントを展開すると皆様の注目が…当たり前ですよね(笑)声をかけて頂いた方には丁寧に対応させて頂いております。登ってもらったり、写真を撮ってもらったり。一人でも仲間が増えて欲しいという気持ちと、他に見かけても理解の気持ちを持ってもらいたいからかな。

 

で、皆様、気になるのは価格。決まったように「10万位するのですか?」と聞かれます。50万?と聞かれたら、いえいえ30〜40万ですよ〜と答えれるのですが、なかなか10万?と聞かれると答え辛く、毎回「もうヂョヅト高いてすかねぇ」と答えております…更にお話の中で「2人用でしたら20万からありますよ」とお答えしております。もし私達の車を見かけられたら気軽に声を掛けて下さい。

 

さて、展開し終わり子供達を外で遊ばせて、私はゆっくり…と思っていたのですが…子供達もテントに上がってきてゴロゴロ…何故?

皆んなで池に行く途中に亀を拾い(笑)亀を逃がして暫〜くまったり池のほとりで座っていると、向こうの方で息子が凄い形相で呼んでいます。はぃはぃ何ぃ〜?と歩いて向かうと、凄い形相で走れっ!と言うのです…。どうやら蛇を見つけたとのこと…ホント?こんな所に?

 

息子の所に着くと、指差す方向に確かに蛇が!体長は80㎝位。池の上をふにふにと泳ぐ泳ぐ。暫く動かずにいると蛇が戻って来て、その時に柄を確認すると、オレンジ色の模様があったことから「ヤマカガシ」と判明。「アオダイショウ」なら捕まえよっかな?と思っていたのですが。

 

こんな所にも毒蛇がいるんですね。当初は捕まえようとしていたのでカメラで撮る事も忘れ…。ずっと動かずにいると、近くにくるのですが、ある程度近付くとすぐに来た方向に向かって逃げるように…。臆病な性格というのは本当みたいですね。

 

誰もこんなブログ見ていないと思いますが、皆様気を付けて下さいね!日本の毒蛇と言えば「マムシ」や「ハブ」が有名ですが、「ヤマカガシ」も立派な毒蛇!毒自体はマムシやハブよりも強いとか。運が悪ければ死にます(死亡例あります)

 

この前の高知でのイモガイ(猛毒)といい、

f:id:yappy777:20180627111731j:image今回のヤマカガシ(毒蛇)といい、我が家はいっつも長男が最初に見つけて、棒で弄りまくって…親はその内大変な事になるのでは…と毎回ヒヤヒヤです。以前は青川峡キャンプ場で見つけた毒カエルで皆んなで遊んでたし…その辺に自生する赤い実とか勝手に食べてるし…ホント…

 

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以前のキャンプでシマヘビとの出会い

大きかったしチョー怒ってたよ…

ウチのボウズと遊んでくれてありがとうね。

 

またまた話が逸れてしまいましたが、我が家はもしもに備えて救急キットは充実させてます。ファーストエイドの域を遥かに超えてます。たまに「○○ちゃんのお母さんが絆創膏下さいって言ってたよ?」となったらさぁ大変!普通の絆創膏はどこ?どこだっけ?とよく探しております(笑)

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が、毒はアカンよ毒は…ポイズンリムーバー?最終手段を使うようではダメだからね?血清なんてあるとでも思っていますか?大体の場合、毒蛇に噛まれてから思い知るのですが血清なんて滅多なことじゃ打たないですよ。ひたすら代謝を待つのみ…

 

てか、近くの公園に行くのにそんなのまで持って行く必要があるのは我が家位だよホント…頼むから大人しく遊んでて…

 

遊び終えて、テント内を掃除して、いざ収納!

…15分かかりました…そんなに?梯子の収納に手間取り…カバーを被せるのが1人だったので、右行ったり、左行ったり…と。

 

展開7分

収納15分でした。

ルーフテントLandCruiser使用レポ

実際に使用して気付いた事を書いていきます。

 

〈駐車位置〉

車中泊の候補地は主に道の駅になります。高速のサービスエリアやパーキングエリアは車の往来の量、騒音、排気ガス等、ルーフテントでの車中泊には向いていないと思います。少なくとも横展開型のルーフテントには向いていないと思います。

 

車中泊に際して一番気を遣うのは、横にルーフテントを展開するので十分なスペースがあるか?ということです。大きいルーフテントの為「行ける所まで行って、疲れたら空きスペースで就寝…」「混む前に着いて、横に車が来る前にテントを展開しておこう」「ぶらり気まま旅」なんて出来ません。必ず事前に衛星写真で確認しています。そもそもいつも混んでいる道の駅では迷惑になるので、そういう所は対象から外します。駐車スペースが少ない場所も同じ。

 

夜は車も少なくなりますので駐車スペースが出来るのは分かっているのですが、ただでさえ目立つテントが、ずっとあるのも考えもの。それに道の駅のオープンは8時でも、生産者さんや清掃の方、散歩ついでの人達で、案外早くから活動します。オバァちゃんとかオジィちゃんとか早い早い(笑)

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混んでそうで、駐車スペースが少ない場所は車中泊地の候補から外します。

 

衛星写真で探すのは、

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駐車スペース(黄色)の横にスペースがあるけど、車は入れないようになっている所(赤の斜線部分のデッドスペース)を探します。

 

こういう場所が全然無いような地域、若しくは行程上やむを得ない時なんかは、

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赤の斜線部分を利用しますが、子供達が乗り降りする場所のすぐ近くを車が通るのはお互いに危ないですし、大型車の内輪差でルーフテント展開部分にガリガリ…曲がる前には見えなかった…そもそもそんな物が車の上にせり出しているなんて…という事になりかねない為、極力避けたいと思っています。

 

そもそもルーフテントを展開するのは基本夜。普通の人は車の上にテントが乗ってて、それが横にせり出してるなんか想像もしていないので、車の往来が多い場所は避けて、比較的奥まった場所に停めるようにします。その方が静かで排気ガスも臭くないですしね。

 

それでもそのままだと危ないと思っている為、最低限の自衛策を取っています。

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反射材を多めに取り付けており、車のライトに対してのアピールが出来る様にしています。又、無灯火の車両(気を遣ってなのか?駐車場出るまで無灯火の車もたまに見かけます)や、歩行者に対しては、展開部分のコーナーに下に向けて赤いライト(常時点灯1個、点滅1個)を付けており、より積極的にアピール出来るようにしています。

 

 

〈展開〉

展開は一人だとカバーを外すとこからで最低10分必要です。カバーを収納時に被せやすくする為、丸めながら畳むのが一番のポイント。コレをしないと収納時に面倒なのです。そして展開して、ルーフの張り出しとサポートバー設置。

 

サポートバーと梯子を調節したら、梯子を登りテントの出入り口を開くのですが、ココでチョット怖い思いをする事になります。出入り口が大きい為、開く為に梯子の一番上まで登ってチャックを開く必要があるのです。出入り口が半円状ならば一番上まで登らなくても開く事が出来るのでしょうが、開放感溢れる空間作りの為、出入り口が比較的大きく、コーナーが角張っています。コイツが曲者で、このチョットした鋭角なコーナーの為に、サーカスの様に梯子の一番上まで登って、フニャフニャのテント生地に支えられる様にしながらチャックをオープン!タラ〜!なんて事をするのです。f:id:yappy777:20180623121950j:imageまぁ、少し開けてから中に入って内側から開ければ良いだけなのは分かっております。はい。

 

 

〈靴入れ小物入れ〉

テント入り口の両脇に靴入れと小物入れのポケットがあります。

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これ絶対必要。テントの中に靴は持ち込みたくないが、外に置いておくことも出来ないですからね。重宝してます。

 

一方テント内にも小物入れが二つあり、眼鏡携帯、財布、鍵と大活躍です。普段のキャンプではそこまて小物入れポケットの有り難さを感じた事はないのですが、ルーフテントの場合は浮いており、空間が限られているので重宝します。

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ちなみにオレンジ色の物体は耳栓です。

 

〈居住性〉

今のところアウトドアでは最高の寝心地であると思います。キャンピングカーには負けるかな。ハイエースの4人就寝モデルよりも寝心地は良いと思います。クッションも厚いし平らだし。外部の音はどうしようもないですけどね。

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暑ければ4面をメッシュにすれば途端に涼しくなりますし。

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胡座をかいても天井が高いので気にならないし。朝日が眩しいのは仕方がないか。でも、外部の音だけはアウトドアの中でも最低になります。布生地1枚だけで隔てていますのでどうしようもないのは分かるんですけどね。耳栓必須です。

2018.6.23岐阜県中津川市 道の駅賤母

ルーフテントの良さは、ホント気軽に泊りでのお出掛けが出来ることではないでしょうか?今回も土曜日の昼前から雨が降る予報➕土曜日の16時から用事があった為、金曜夜に出発し土曜日の昼頃の雨が降る予報までにテントを畳み、16時までには戻ってくるという、キャンプでは不可能なプランでお出掛け。

 

我が家はのんびり家族。
金曜23時出発→25時頃現地到着→24日16時帰着

 

恵那峡サービスエリアで休憩しましたが、夜でも営業しているんですね。

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奥まった駐車場にはキャンピングカーを含む車中泊組みがいました。メインの駐車場はトラックのエンジン音や行き交う車の音やライトの光が気になってゆっくり出来ませんからね。

 

色々なお土産が置いてあり目で見ても、試食で味わっても楽しめました。試食なのですが、細かぁ〜く割っている所も多い中、大きく割ってあるのばかりで、凄く嬉しかったかな。

 

トイレ前の天井を見上げると、、、

注意!

虫の画像があります!

ダメな人は…さっと下にスワイプして下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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デカかったです…10㎝はありました…

 

 

 

 

 

 

怖っ…

こんなのが降ってこようもんなら…

ゾッとする…

 

無事現地に到着。時刻は25時。道の駅の反対側にあるフリースペースに駐車。

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反射材を取り付け、ライトを取り付け。

就寝…

…朝!

てかホント一瞬で寝れるよこのテント。

 

こんな所に駐車

反射材要らない…よね…

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道の駅「賤母(しずも)」
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元々の名前は賤喪

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時代故の悲しいいわれがあったんですね。我が家は時代が進んでいるので女尊男卑…違うか…私がいつもグウタラしてらだけですね…。

 

この道の駅の横には川が流れており、河原で遊ぶこと1時間。目の前に滝があるではないですか。

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しかも白い砂浜?

夏は快適そ。川の流れは緩やかでしたが、緩やか故に藻が一杯発生しており、深さもあって夏でも泳げないでしょうね。

 

お腹が空いたので500円モーニングを。

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オムレツ美味しいぃ〜!

買ってあった朴葉(ほうば)寿司も頂きます。

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f:id:yappy777:20180624095750j:imageエビ
f:id:yappy777:20180624095742j:imageアナゴ
f:id:yappy777:20180624095736j:imageサケ
f:id:yappy777:20180624095746j:image五目

 

f:id:yappy777:20180624095805j:image高菜

「おやき」も頂きお腹一杯。

本当は石窯で焼くピサも食べたかったんだけどなぁ〜。色々売られているお花を横目に次の道の駅へ出発!目的はアップルパイ!

 

道の駅「大桑」にあるパン屋さんのアップルパイがどうしても食べたくてワザワザ南木曽まで来ることになるとは…ルーフテントで車中泊(車上泊)が苦にならなくなったお陰。

 

ここのアポーパイ。

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リンゴ半身入ってるよ…最高っ!

また買いに行こっと。

2018.6.16-17猛毒貝に遭遇⁈

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(この画像は加工しております)

当方の拠点は愛知県ですが、ルーフテントの取り付けは高知県の為、金曜日の夜に愛知県を出発し、途中で仮眠をしながら高知県に向かいました。

 

〈行程〉

6/16 金曜日

愛知県出発 途中の奈良県にて仮眠

 

6/17土曜日

奈良県明石海峡大橋→淡路島→

鳴門海峡大橋→香川→高知→

ルーフテント取り付け→道の駅で車中泊

 

6/18日曜日

高知観光→鳴門海峡大橋→淡路島→

明石海峡大橋→愛知県

 

途中の淡路サービスエリアで休憩したのですが、

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キャンピングカーがあちこちにいるいる!バスコン、ギャブコン、バンコン、軽キャン勢揃い!キャンピングカーに興味の無い人にはただのワンボックスカーにしか見えないですが、知ってる人は一目で分かるんですよ。

隠していても、貴方はキャンピングカーに乗っていますよねっっ!!8ナンバー(キャンピングカー登録)がソノ証拠だぁっ!ソレにコノ換気扇フード!しれぇ〜っとフレキシブルソーラーパネルなんかも付けて確信犯じゃないかぁっ!!中なんぞ見なくても私には分かる分かる!二段ベットモデル!おっ?コッチは大胆にもサイドオーニングなんか付けて!バレないとでも思ってるのかぁっ!

 

 

ごめんなさい。キャンピングカーが沢山居るとテンションが上がってしまうのです…それにしてもバンコンが流行っているというのは本当ですね。沢山見かけました。

 

香川県では「がもう」さんで讃岐うどんを頂きました。11時過ぎに到着すると沢山の方達が行列を…。美味しくたべ終わった12:15には「本日分販売終了」の看板が…。これから来る人達可哀想…。

 

高知県南国市の「裕希産業」さんでルーフテントを取り付けて頂き、少し観光をして、高知市内の「ひろめ市場」で鰹のたたきを満足するまでひたすら頂きました。(ここはルーフテント取り付け時に勇希産業様に教えて頂きました)

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魚屋さんなのにヤマモモが置いてあるお店があり、ヤマモモが気になったので1パック買ってみると美味しいこと、美味しいこと。息子にもう1パック買わせに遣う時に、冗談で「一番美味しいの下さい!って言うんだよ」と伝えるとそのまま店員さんに言ってる(笑)店員さんも「コレがイチバン美味しいよっ!」って良い人だぁー!しかもおまけしてくれたし。帰りがけに御礼を言って去ろうとした時、最後の1パックを息子が「お小遣いでもいいから買うっ!」って…いやいや、いやいや、

 

お店の人「もう、持って行って下さいっ!」って、いやいや、いやいや…本当にありがとうございました。また行きます。次はお魚一杯買わせて頂きます!

 

 

ルーフテントを取り付けての初めての車中泊(車上泊)は高知県香南市にある「道の駅やす(ヤ・シーパーク)」にしました。

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夕食を満喫した後にスーパー銭湯に寄った事もあり、到着したのは日付が変わる頃でしたが、無事ルーフテント展開可能なスペースに駐車出来ました。ルーフテントを設営し終えると、這うようにテントインして意識喪失…。翌日の朝日で起きました。

 

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いつものキャンプや車中泊とは違って寝心地が良い事!スッキリ!良い物買ったゼェ!

 

道の駅で食べたパンが美味しいこと!安いし!シイラの押し寿司もサイコー!またここでもヤマモモ買ってるし…(笑)

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目の前に広がる海の波打ち際で子供達を遊ばせていると、

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息子がヘンチクリンな貝を見つけて、

「この貝っ!目があるっ!」(?)

「貝と目が合ったぁぁ!」(な訳ないない笑)

「この貝は猛毒がある!」(?)

 

「貝と目が合ったぁ?(笑)な訳ないやろ…」

 

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「ん?ホントだ…目がある…貝って目あったっけ?」

(猛毒を持つ貝はアンボイナ貝が有名だけどココ日本だし…高知だよ…?)

「アンボイナ貝は猛毒だけどコレは違うよ…」と言っても息子は「ゼッタイに猛毒だ!」と言い張ります。画像検索やwikiで調べると…

 

イモガイの個体により毒性は違うが…成人男性20人分を殺せる神経毒があり…刺されるとタバコ1本も吸い終えない間に…浜半ばで…呼吸中枢が…高知県安芸郡で猛毒を持つ貝が発見されたという情報が…」真っ青になりました…。

 

息子よ…知ってるオマエはエライ!でもよ?でも…知ってて手で掴んでたよね…?怖っ。

 

小さなバケツに小魚と一緒に入れてましたが、小魚を飲み込んだのを見た!とのことで、貝しかいなくなっておりました。怖過ぎる…。相変わらずコッチ見てるし…貝が魚を丸呑みするなんて…。ひっくり返したら、足?みたいなのが出てきて元に戻ろうとキックしてるし…

 

水族館の人に電話で処分方法を相談しましたが、「猛毒を持っている物でも、海の物は海に帰すのが正しいのでしょうか?」の問いに、かなり苦しそうな感じではありましたが「海の生き物は海に帰して下さい」との事でした。

 

画像を見てもらった訳ではないので、未だにこの貝は違う貝だったのではないか?勘違いじゃないか?とは思いますが…真相は分からず。ご存知の方がおられたら教えて下さい。

 

愛知まで帰る為、昼過ぎには出発しないといけなかったのでゆっくりは出来ませんでしたが、その割にはずっと浜場のベンチに座って魂の洗濯をしておりました。多分「帰路の運転の辛さからの逃避もある…」

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愛知までの道中は…

滋賀県に入る頃あたりから、パーキングとサービスエリアの各駅停車…眠過ぎる…帰宅は4:30でした…

 

モチロン月曜は普通にお仕事でした。

ルーフテントでの想い出作りは第一打席からホームラン!みたいな感じででした。

 

 

キャンピングカーの種類

突然ですがキャンピングカーの種類のお話しです。私自身がルーフテントに至るまでにはキャンピングカーの購入も視野にありました。このブログではキャンピングカーの話題も多く出て来るようになると思いますので整理も兼ねてご説明を。

 

バスコン


バスコン(マイクロバスが母体)
普段あまり見かけない(目に付かない)室内広いし乗り心地も悪くないんだけど、皆様、普段はどこに停めてるのですか?
「〜コン」はコンバージョンの略。

 

ギャブコン

ギャブコン(ギャブ=トラックが母体)
ザ、キャンピングカー!運転席上の「バンクベット(子供に人気のベット)」が特徴。
画像は日本特殊ボディ様のSAKURA
嫁のお気に入り
札束9本からスタート…いつか欲しい。

最近のモデルはソーラーパネルに家庭用エアコン、FFヒーター、製氷可能な冷蔵庫が一般的。昔のモデルはそれをプロパンガスで担っていたが最近は充填出来なくなってきている。プロパン搭載車はフェリー乗車不可の場合が殆ど。その為古いキャンピングカーを購入する場合は安くても要注意!

 

バンコン

バンコン(バン=ワンボックスカーが母体)
今一番の流行り。止むに止まれずという事情もある…車体価格故に案外高い。ただ乗り心地は一番!車体後部に個室やシャワールームがあるモデルもあるよ。更に屋根を高くしたモデルや、

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屋根が斜めに開くモデルなんかは室内空間が広い!

軽キャン


軽キャン(軽自動車が母体)
今流行っていて色々なモデルが出てきている。
キャンピングカーショーなんかで実物を見れば絶対に欲しくなる!価格もお手頃。移動もお手軽。コノ小さな車体に色々詰め込むのは日本人以外では不可能だろう。そもそも思いつく事すらしないのでは。

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現役引退すればコレ買って桜前線を追いかけてみたい…。

 

 

 

フルコン

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フルコン(フルコンバージョン=完全特注)

キャンピングカーは動く家と言われますが、コレさえあれば家は要らないのでは?と思うようなキャンピングカー。ホントどんな方が所有されているのやら。日本一周!とかしない限りは使いにくそう。

因みに観光バスよりも大きいであろう謎のくるまは、世界で最も高価なキャンピングカー?です。コレ、もはやキャンピングカーじゃない…3億円以上です…お腹(車体)の中には、普段用の足である、スポーツカーも収容可能。安心安心…。アラブの王様かハリウッドスターしか買えない…まさか本人が運転する訳ないし(笑)日本じゃ交差点は曲がれないわ、ETCレーンは入れないわ、所有する人の前に、所有出来る国を選びます。

 

今までは自走式のキャンピングカー

以下はトレーラータイプ

 

キャンピングトレーラー

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キャンピングトレーラー

ひっぱってもらわないとダメな奴。

昔実家にもありました。物置が…。小さい頃はよくキャンピングトレーラーでアチコチ連れて行ってもらいましたが、そのうちに家から追い出された物を一時保管するようになり、どこか行くにも、ソノ物を出さないと行けないので、出掛けるのが億劫になり、物置としての立派な地位を獲得する「牽引式物置」という「イナバ物置」さんもビックリな謎な代物。家主を選びます。

まだたまに見かけますが台数は減るばかりでしょう。旅行先に「家」を置いておき、近くの観光、買出しは前の車で…というコンセプトは良かったのですが、実際はなかなかそうもいかず…。

私が少年の頃の記憶では、高速道路に乗ると後ろのトレーラーが横降りを起こして、前の車も振られてしまう…。駐車場へは前入れ、前抜けオンリー。まかり間違ってバックで駐車しようもんなら、右に曲げるには左にハンドルをきって…中立に戻してから右??と父親の頭がよくオーバーヒートしてました(笑)

 

色々なタイプがありますが、全てに言えるのは一長一短があるということ。今は「最初の一台が最後の一台」という時代では無いので、ステップアップして、ステップダウンするという「今の私、今の家族」に応じたキャンピングカーをチョイスするのがベストではないでしょうか。そうしないと、私の父親みたいな「0人載っても大丈夫!イドウ物置!」になってしまうかも。。。

 

画像は拝借させて頂いております。御指摘を頂きましたら削除か差替えさせて頂きます。

キャンプの思い出(サバイバル編)

初めてのキャンプは幼稚園の頃だったみたいですが、記憶にはなく、鮮明に覚えている話しを一つ。

 

小学校低学年の時、奈良県、吉野の山奥に父親と二人でキャンプに行った時のこと。舗装されている山道から舗装されてない山道に入り、行き止まりになった時、「今日はこの上でキャンプをしよう!」と。さっきから道路標識の横に「○月○日○○付近で体長○mのツキノワグマが目撃されています。注意して下さい」の看板が何回も…

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こんな感じ

 

この、行き止まりの上?理解するまでに時間があるかかりましたが、父親の手には大きなマチェットが…。

f:id:yappy777:20180621164032j:imageマチェット

 

草やツタや小枝を薙ぎ払い進みます。途中、足幅程の小川を見つけると父親が、「良かった水場があって。この水筒に水を入れよう!」流石にその時は「飲むの?大丈夫ですか?」と思ったのを覚えています。

 

暫く進み、比較的なだらかな斜面になった時に「今日はここを寝床にしよう!」と。寝床?ただの草木が生える斜面なのですが…と思っている間に父からスコップを渡されて…はい。二人が寝れる分だけ平らにしました。

 

小さなテントを張り寝たのですが、寝れない…遠くで聞こえる猿の叫び声。枝葉の落ちる音。そして近くで枝が折れる音!絶対にある程度の大きさの何かがいました。今生きているのでその時に外に出なくて正解だったんでしょう。一応ナイフを枝にくくり付けた簡易槍を作ってはいたのですが、恐怖のあまりに手に取ることも出来ませんでした。なかなか寝付けないので何度も近くで隣の父親に「起きてる?」と声をかけていたのを覚えています。

 

寝てしまえば朝は呆気なくやってきました。二人共よく寝れずぐったりしながら下山しながら昨夜の事を話すと、父も猿の叫び声や枝の折れる音は聞いていたとのこと。動くと殺られる理論に基づき動かなかっただって…ホント?

 

「ワシは夢を見たんや。何者かがテントの生地をにゅ〜っと押してきたから、押し返そうとしたら明らかに熊の形で、押し返した所が丁度牙で…。ゔぁ〜っ‼️って叫んだら自分の叫び声で起きて…それからは一睡も出来なかった…」

 

それを聞いてオヤジも相当怖かったんだなと思い爆笑しました。下山中に、大きい立ち木の皮がバリバリになっており、爪痕があるある。小学生が見ても「熊」だと分かり、再び背筋が寒くなりながら、ひたすら無言で下山しました。

f:id:yappy777:20180621164656j:imageこんな感じでした

 

さすがにここまでのサバイバルキャンプはそれが最後になり、以後は山道の行き止まりでキャンプする位になりました。その当時小学生の子供が大人になって思うのは、余りにも無謀!何のリスク管理もしないバカ以外の何者でもないと思いますが、初めて死の危険と生の有難さを学んだ事も事実。その経験からか、自然の中に入るとやたら五感が研ぎ澄まされ、他人には聞こえていない物音まで聞こえ、何もない所からの視線も感じるように。どこかで生存本能のスイッチが入るんでしょうね。普段は目覚ましの音すら聞こえないのに(笑)親父としては言葉では教えることの出来ない何かを教えたかったんでしょうね。でも今の自分には同じ事を子供にしてあげる勇気がないなぁ。