捨て猫 飼えないので可愛がって下さい…それは突然に
今週末は雨の為、どこにも行かずに家でゆっくり。子供の自転車を買いに行こうかと…でも子供は雨でも外で遊ぶというのです。しかも友達と約束したとのこと。「いってらっしゃい〜」と見送る事15分。
「ただいまぁ〜」「雨だから遊ぶの止めた!」とずぶ濡れになった息子。
さすがに早くない?と思っていると…
「猫拾ったぁ!子猫!」
⁇オモチャ?
「な、何拾ったって?」
「子猫が捨てられていたの」
「ダンボール箱に張り紙があって…」
「漫画みたいなことあるんだ!」
と興奮冷めやらずな感じ。
「お母さん猫が近くにいるだろーからそのままにしてあげて!」「そぅそぅ人間の匂いが付くとお母さん猫に捨てられてしまうから…」
と息子に言うと、、、
「だからっ!ダンボール箱で捨てられていらの!」
とのこと。
見に行くしか無いですよね。それにしてもいつも息子は何かを見つけてくる。今回は捨て猫かぁ〜と思いながら近くの公園の藤棚に到着。すると…
だ、駄目だ…ホントに捨ててある…誰にでも一生に一回は経験するんだ…ホント漫画みたい…
人間、見てしまうと駄目ですね…
それにしても、人通りが少ない雨の日。でも確実に人通りがある駐車場近くの公園の藤棚。しかもダンボール箱そんなに濡れてないし…息子が見つける直前に置いたんだろーな…カリカリと水が入っていたであろう缶の蓋あるし。
捨てられたばかりで動揺しているので何も口にしません。
でも、どうしよう…
我が家では飼えない。
そもそもこの地区の分譲はペット禁止。
友人も無理…
一旦家に帰ろう…
(他の誰かが拾ってくれるかも…)
何も持って来てなかったこともあり一旦家に戻りました。すぐに息子に偵察に行かせます。
「少し離れた場所から見張ってて!」
「誰かが見たら教えて」
と。
その間に冷静になり、出来ることを考えます。
保健所?
愛護団体?
何?猫カフェでも引き取ってるの?
すると息子が戻ってきます。
「人は通り過ぎるんだけど、皆んな箱は見るんだけど中まで見ない!」「猫の鳴き声は聞こえているんだけど…」
あぁ、皆様大人の対応をされてるのですね…
さぁ、弱った…
一旦保護するか…箱から簡単に出れるからね。
里親募集しよっかぁ…
慌ててジモティに登録します。
必要事項を入力し、写真も選んで、自己紹介欄まで使って、全力で里親探しの募集を作成。登録しました。
すると、どうでしょうか。次から次へとアクセスがあるではないですか!ページを更新する度にどんどん増える!コレはいけるかも知れない!
アクセスは増えますが、なかなかそんな簡単には里親見つからないだろーな…なんて思っているとメッセージが入りました!
‼️
と思って見てみると、なんとも考えさせられる内容のメッセージでした。
それは保護活動をしている団体の方からのメッセージでした。
その内容を簡単にすると、
•里親になる振りをして実際は虐待目的である。
•里親にはなったが実際はペット禁止の住宅だった。それが大家さんにバレて放置してしまう。
•老人だけの世帯だった。→20年生きる。
•ゴミ屋敷だった。
というものでした。
またせっかく保護した命なので最後まで…とありました。
そりゃその通りですが、凄く考えさせられる内容でした。拾った側の負担が大き過ぎない?
慌てて、ジモティの掲示板の内容に「諸処の事情により御自宅までお届けさせて頂きます」
と追記しました。
そうこうしているうちに新たなメッセージが届きました。里親になりたいと記載されておりました。何回かメッセージのやり取りをさせて頂くと、この方だったら大丈夫だなと思うようになりかけたところに、ジモティ運営からのメッセージがっ!
そこには、「出品禁止ガイドラインに違反している」とありました。
内容は、
【詳細な理由】
恐れ入りますが、保護または拾った動物につきましては、飼い主様が届出をされている可能性がございますため、まずは関連機関への届出をお願いしております。
<関連機関>
・近隣の警察署
・愛護センター(保健所)
・近隣の保護団体
譲渡後に飼い主様が居ることが確認された場合、法令に抵触する場合やトラブルに発展する可能性がございますためご注意ください。
上記を確認するために、恐れ入りますが本文内に「届出済み(飼い主不在を確認済み)」であることの記載をお願いいたします。
でした。
いや、飼い主が捨てたんでしょーがっ!と感情的になりましたよ!頭が追いつくまで暫く時間が必要でした。まぁ、運営側からするとそうですよね…でも、良き行為、善人に対して酷いことばかり。そりゃ善人の数、減るよ…
見て見ぬ振りの大人の対応が正解なのですね…
我が家はソレが苦手。
ジモティ…もう見れなくなってるし…
そんな事がありながらも車を里親さんの家へと向かわせます。
道中の車内では皆んなで抱っこして別れを惜しみます。
そうこうしているうちに里親さんの家に到着しました。少しお話をさせて頂きましたが、非常に親切な方で、この方なら可愛がってくれるだろーなと安心しました。
子猫は明日なれば私達の事など覚えていないですが、私達家族にとっては一生の思い出になりました。
いやぁ〜良い人で良かった良かった。色々あったけど良い一日になった…ん?
…
さっきからずっと目が痒いと思ってたら、忘れてた…動物アレルギーだったんだ…
ハックシュンッ!
ズビズビ…
ゴシゴシ…
一日中続きました。